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コラム

雨樋の継ぎ目をコーキングで修理する方法とは?施工を依頼する優良業者の選び方も紹介!

雨樋修理テープ5

雨樋の継ぎ目の破損は、雨樋本体の落下といった大きな事故につながる恐れがあります。
また、破損箇所から雨水が落ちると、地盤が緩んでしまったり、外壁の腐食につながったりする場合もあります。
そのため、雨樋の継ぎ目の破損は、一刻も早く修理しておきたいところです。

しかし、「どうやって修理すればいいのか?」「修理を依頼する業者はどこを選べばいいのか?」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、以下の2つの情報を中心に解説していきます。

・雨樋の継ぎ目をコーキングで修理する方法
・雨樋の修理を依頼する業者を選ぶ際のポイント

施工不良を防ぎ、長持ちする雨樋へ交換するためにも、ぜひ参考にしてください。

 

雨樋の継ぎ目をコーキングで修理する手順

軒継手2

雨樋の継ぎ目をコーキングを使って修理する手順は、以下の通りです。

前提として、コーキングだけで雨樋を修理することは避けてください。数ヶ月ならもつこともありますが、基本的に気候の変化によって短期間で再度破損してしまいます。

下記は応急処置の手順です。実際の修理時には交換修理を業者に依頼しましょう。

・修理箇所の掃除
・養生
・プライマーの塗布
・コーキング剤を充填
・コーキング剤を形成
・乾燥

コーキングとは、建物の隙間や継ぎ目をコーキング剤で埋めることです。
コーキング剤には、単体で硬化する「一成分形」と、硬化剤と混ぜて使用する「二成分形」があります。

二成分形はコーキング剤が大量に必要となるシーリング業者が使用することが多く、DIYのような個人で住宅の修理を行うときは、一般的に一成分形を選びます。

雨樋の継ぎ目の修理の流れを、詳しく解説しましょう。

まず、雨樋の落ち葉やゴミなどを取り除き、修理箇所をきれいにします。
汚れがあると、コーキングが剥がれる原因となるためです。

修理箇所を掃除したら、周りにコーキング剤が付着するのを防ぐため、マスキングテープで養生します。

修理箇所に下塗り材(プライマー)を塗り、コーキングガンでコーキング剤が均等になるように充填していきます。

ヘラでコーキング剤を成形して、1~2日ほど乾燥させると終了です。

よほど急ぎでなければ、すぐに破損して費用が無駄になるようなコーキングによる応急処置ではなく、部材の交換修理をすることを推奨いたします。

 

雨樋の継ぎ目をコーキングで修理する際に気をつけるポイント

縦樋に亀裂が入った写真2

雨樋の継ぎ目をコーキングで修理する際に最も気をつけるポイントは、コーキングだけで直そうとしないことです。

コーキングだけで修理をしようとしても1年経過すればコーキング材が気候の変化に耐えきれずにまた壊れてしまいます。

年単位でもたせるためには部材の交換修理が必要です。

また、コーキングで応急処置をする際は雨水の流れを止めないようにすることが重要です。
コーキングを施すことで、雨樋の内部に突起やデコボコした部分ができて雨水の流れが悪くならないように注意しましょう。

雨水の流れが悪くなると、雨樋の排水機能が落ちて雨漏りの原因になります。
コーキングで修理する際は、丁寧に充填するようにしましょう。

また、雨樋には勾配がつけられて設置されています。
コーキングで継ぎ目を修理する際は、雨樋の勾配をなくさないように注意してください。

 

雨樋の継ぎ目のコーキング修理はDIYで可能か

縦継手

雨樋の継ぎ目のコーキング修理や交換修理は、DIYでも可能です。
しかし、2階建て以上の建物であれば、高所での作業となるため危険であり、また個人での修理は施工不良も起こりやすいです。

DIYでの修理は、落下事故の危険性だけでなく、施工不良による再破損や雨漏りにもつながります。

工事の失敗を防ぐためにも、雨樋の修理は専門業者へ依頼することがおすすめです。
専門業者へ依頼すると雨樋が長持ちして、将来的にかかる修理費用を抑えられるでしょう。

 

雨樋の継ぎ目の修理を依頼したい業者の選び方

集水器 人物

雨樋の修理を依頼する業者を選ぶ際は、以下のポイントを押さえましょう。

・見積もりを複数社で比較する
・雨樋修理の専門業者を探す
・地域密着型か調べる
・施工実績を確認する

上記のポイントを押さえて業者選びすることで、できるだけ費用を抑えながら、的確な雨樋の修理をしてもらえます。

それぞれのポイントについて、詳しく解説していきましょう。

 

見積もりを複数社で比較する

雨樋の修理を依頼する業者選びの際は、複数社に見積もりを出してもらいましょう。

複数社から見積もりを出してもらうことで、見積書を比較できて、費用相場に近い適切な金額での依頼が可能です。
また、予算に合わせて対応してくれる業者を見つけられる可能性もあります。

 

雨樋修理の専門業者を探す

雨樋の修理を依頼する際は、雨樋修理ができる専門業者を探すようにしましょう。

基本的に雨樋修理の専門業者は存在しません。
板金業者や瓦業者であれば、雨樋修理に精通しているため、安心して工事を依頼できます。
雨樋修理が得意な業者は、破損状況に合った適切な修理方法を熟知しているため、雨樋を長持ちさせることにもつながるのです。

また、適切な修理方法は工事費用を抑えられる可能性もあります。
技術や知識不足の業者は、破損状況に合わない、高額な材料を用いて修理するケースもあるため費用が高くなってしまいます。

雨樋の修理は、専門業者への依頼がおすすめです。

 

地域密着型か調べる

雨樋の修理を依頼する業者選びの際は、地域密着型かどうか調べることもおすすめします。

地域密着型の業者は、顧客第一で丁寧な対応をしてくれます。
地域密着型の業者は、営業する地域で優良な口コミを獲得するために、依頼主への対応に力を入れているケースが多いです。

また、地域密着型の業者は、信頼関係を築きやすく、長いお付き合いができます。
業者と信頼関係を築いておくことは、屋根や雨樋の修理や相談が気軽にできるといったメリットになります。

 

施工実績を確認する

雨樋の修理を依頼する際、業者の施工実績を確認することも重要です。
特に、雨樋の施工実績が豊富か確認しましょう。

雨樋の修理は手間がかかる割に費用が安いという理由から、対応しない、もしくはいい加減な施工をする業者もいます。

ちなみに、屋根修理の施工実績が豊富でも雨樋に関しては技術力が不足しているという場合もあります。
そのため、「雨樋修理」の実績が豊富か確認しましょう。

また、施工実績が開示されているということは、技術力のみではなく、依頼主との関係も良好な業者であるといえます。
なぜなら、施工実績の開示は基本的に依頼主の許可が必要なためです。

雨樋修理の施工実績が豊富に開示されている業者は、確かな技術と丁寧な対応が期待できるといえます。

 

雨樋の継ぎ目は雨が漏れる原因に!コーキングで適切な修理を

雨樋修理テープ1

雨樋の継ぎ目の破損は、コーキングすることでDIYでも修理できます。ただし、コーキングだけでは不十分な修理となることが多いでしょう。1年以上はもたないような応急処置となるため、雨樋が破損した場合は正規の交換修理を必ず行ってください。

工事は、落下事故や施工不良が起きる可能性も高く、将来的にかかる修理費用を抑えるためにも、業者に依頼するのがおすすめです。

雨樋修理の実績が豊富な業者を探して、依頼するようにしましょう。

他に、雨樋を修理するポイントを知りたい場合は「自分でやる?雨樋を修理する時の7つの工程と交換時の大切なポイント」をチェックしてみてください。

内野 友和

この記事は私が書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。

20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

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