雨樋の補修はできるだけ早めに済ませたいものです。
しかし、安全に作業を行うためには、補修テープの扱い方をきちんと把握しておくことをおすすめします。
雨樋の補修は高所での作業となるので、ご自身で補修をおこなう際は安全性を確保しなければなりません。
また、テープの購入にあたっては、建物の雰囲気や実際の補修作業も考慮した適切なものを選ぶ必要があります。
この記事では、補修テープを用いた雨樋の補修方法を以下のようにまとめています。
・補修に必要な道具
・補修にあたっての作業の流れ
・テープを選ぶ際のポイント(サイズ、カラー、使いやすさ)
記事を読めば、補修テープを購入して実際の作業をスムーズに行えます。
雨樋の補修は高所での作業となるので、安全を確保するためにヘルメットを被って作業しましょう。
また、脚立やはしごに登って作業をします。
事故を避けるためにも、周囲の安全を確認してから人がいない場所で登ってみて、劣化や損傷がないか事前に確認するとよいでしょう。
補修に必要な道具としては、以下の5点があります。
・ヘルメット
・脚立
・はしご
・補修テープ
・ぞうきん
アルミテープのような手で切りにくいテープの場合は、ハサミも必要になります。
道具をそろえたら、補修テープを貼ります。
テープをきちんと貼るためにも、以下でご説明する内容を活用しましょう。
テープをしっかり密着して、まずは補修箇所の掃除をします。
落ち葉や泥などの大きめのゴミが溜まっていたら取り除き、ぞうきんで補修箇所を乾拭き(からぶき)して汚れを落としましょう。
次に補修テープをカットします。
確実に水漏れを防ぐためには、破損箇所より大きめの範囲に貼り付けてください。
大きめの範囲をイメージしつつ、長めにテープをカットします。
カットした補修テープを貼ります。
隙間があると雨漏りしたり破損がひどくなったりします。
隙間ができないように注意しつつ、丁寧に貼りましょう。
雨樋がずれていたり、あるいは外れたりしている場合は、雨樋をきちんと固定できるように巻きつけるように貼るとよいでしょう。
補修テープはホームセンター以外にも、インターネットを利用して購入できます。
購入にあたって参考になる情報をまとめました。
破損箇所に合うサイズのテープを購入しましょう。
購入にあたっては、テープ幅やテープ全体の長さに注意します。
補修にあたっては巻きつける作業が入ってきます。
ですので、短時間で作業を終えられるように、破損箇所よりもやや幅広のテープをおすすめします。
また、テープの長さが短い商品のほうが値段は安くなります。
補修のような一時的な対応の際は、短めのテープを購入したほうが経済的でしょう。
補修テープの色は、雨樋の色に合うように選ぶのが一般的です。
代表的な補修テープの色には以下があります。
・ブラウン
・ブラック
・グレイ
好みや雨樋の色に応じて選びましょう。
高所での作業はできるだけ短時間で済ませたほうが安全です。
脚立やはしごに登ったうえでテープを切らなければならないケースも考えると、手で切りやすいテープがおすすめです。
ホームセンターで購入する場合は、商品のパッケージをチェックしつつ「手で切りやすい」といった表記のあるテープを選ぶといいです。
インターネットを利用して購入する場合は、サイトによっては商品の本体のみが写った画像を見て選ぶことになります。
使いにくいテープを買ってしまわないためにも、説明文を読んだうえで購入するとよいでしょう。
雨樋を補修テープで補修するにあたっては、以下のことがポイントになります。
・ヘルメットを被ったり足場の破損をチェックしたりして安全性を確保する
・破損箇所より大きめにテープを貼る
・雨樋の色にあったカットしやすいテープを購入する
補修テープによる修理は安価ですので、経済的です。
しかし、あくまでも応急処置ですので、将来的なことを考えると早めに専門業者へ依頼することをおすすめします。
他に、雨樋を修理するポイントを知りたい場合は「自分でやる?雨樋を修理する時の7つの工程と交換時の大切なポイント」をチェックしてみてください。
内野 友和
この記事は私が書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。
20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。