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コラム

雨樋の修理や交換はDIYで可能!メリットやデメリット、注意点とは?

アルミ雨樋

「雨樋はDIYで修理できるの?」
「DIYで雨樋修理をする場合に気をつけることは?」
雨樋をDIYで修理しようとする場合、こういった疑問を持つ人は多いでしょう。
雨樋修理の詳しい情報を知らずに施工すると、破損がすぐに再発したり、悪化させたりしてしまう場合があります。
最初から業者にお願いすればよかったと思うこともあるでしょう。
この記事では、雨樋の修理をDIYでお考えの方の悩みを解消します。
具体的には、以下のような情報を解説します。
・雨樋修理や交換をDIYで行うメリット
・雨樋修理や交換をDIYで行うデメリット
・カーポートの雨樋もDIYで修理可能かどうか
・雨樋修理をDIYで行うときの注意点
記事を読んで上記の内容を把握しておけば、雨樋工事をDIYで行っても失敗を避けられるでしょう。

 

雨樋修理や交換をDIYで行うメリット

雨樋修理テープ3

雨樋修理や交換をDIYで行うメリットは、費用が安く、工期が短いことです。
それぞれのメリットの詳しい内容を、以下でチェックしておきましょう。

 

費用が安い

雨樋の修理をDIYで行う大きなメリットのひとつは、業者に依頼するよりも費用が安く抑えられることです。
具体的には、業者の見積もりから施工費と管理費、諸経費などが減額できます。
施工費とは、職人に払う人件費のことです。
管理費とは、材料に不備はないか、工事中に間違ったことをしていないかなどを管理する際にかかる費用です。
諸経費には、工事現場に行くまでにかかる交通費、労災保険の費用などが含まれます。
DIYで行う場合、上記の3つの費用はかかりません。
主に材料費や道具代が必要となりますが、費用を抑えるためにも間違った材料や工具を買わないように気をつけましょう。

 

工期が短い

業者に依頼すると、施工開始まで1週間程度かかることが一般的ですが、DIYで行う場合、材料の準備さえ済めばすぐに作業できるため工期が短くなります。
ただし、雨樋の全体修理といったように規模が大きくなる場合は、効率的に進められる業者の方が早いです。
業者が施工開始するまでに行う作業は、主に以下の3つです。
・現地調査
・見積書の作成
・材料の手配
また、業者の都合により工事が行われない日もあるので、思っていたよりも工期が長くなる場合もあります。
しかし、DIYする場合は自分で日程のコントロールができるため、工期の長さを心配しなくて済むでしょう。

 

雨樋修理や交換をDIYで行うデメリット

雨樋ネット5

雨樋修理や交換をDIYで行うデメリットは、失敗したり、ケガをしたりする可能性があることです。
デメリットについてしっかりと理解して、業者に依頼するか、DIYで修理するかの判断をしましょう。
以下にて、それぞれのデメリットの内容を詳しく解説していきます。

 

失敗する可能性がある

DIYで雨樋修理を行う大きなデメリットとしては、破損箇所がうまく直らない可能性があることです。
専門的な知識や技術を持たないで修理すると、雨樋がうまく接続できないことがあります。
既存の縦樋と同じ大きさであっても、メーカーが違うとしっかりと接続できない場合もあるでしょう。
DIYでの雨樋補修は、注意点を知らずに修理すると破損状況をさらに悪化させてしまう恐れがあります。修理方法をしっかりと確認して作業しましょう。

 

ケガをする恐れがある

DIYで雨樋修理を行うデメリットとして、ケガをする危険があります。
破損した箇所を撤去する際に、ノコギリやカッターなどの刃物を使うことがあります。刃物は不注意でケガをすることがありますので、手袋の着用は必須です。
また、電動ドリルを使用する際は布製の軍手を使用することは避けましょう。布製の軍手はドリルの回転に巻き込まれて、思わぬケガにつながることがあります。
電動工具は、素手や革手袋で扱うことが基本となります。
さらに、接続部分に使用する接着剤は、目に入ると失明する恐れがあります。自分の目より高い位置での接着剤を使用する作業は控えて、保護メガネも使用するようにしましょう。

 

カーポートの雨樋もDIYで修理可能

カーポート

カーポートの雨樋も、DIYで修理することは可能です。
カーポートの雨樋をDIYで修理する際に必要な道具は、主に以下の6点です。

・パイプソー(雨樋やパイプ用のノコギリ)
・電動ドリル
・スケール
・カッター
・手袋
・保護メガネ

交換する雨樋は、施工した業者に品番を問い合わせて確認することをおすすめします。
または、雨樋に品番が記載されていないかチェックして、ホームセンターにて同じ商品を探してみましょう。

修理に必要な道具と材料を揃えたら、雨樋を交換して修理します。
カーポートの雨樋をDIYで修理する手順は、一般的に以下のような流れになります。
・既存の雨樋を取り外す
・新しい雨樋をパイプソーでカットする
・サイズを調整した新しい雨樋を設置する
雨樋をDIYで修理する場合、成功するために重要なポイントは軒樋と接続する部分の結合です。軒樋と縦樋の接続部分を先に施工した後に、ほかの部分の固定作業をしましょう。

 

雨樋修理をDIYで行うときの注意点

リバーシブル雨樋

雨樋修理をDIYで行うときに注意する点は、主に以下の2つです。
・高所での作業は業者に依頼する
・破損状況がわからない場合は自力での修理は避ける
それぞれの注意点について、詳しく解説していきます。

 

高所での作業は業者に依頼する

自力で2階以上の高所作業を行うことは大変危険なので、業者に依頼しましょう。
また、不安定なハシゴ上での作業は、工事の品質低下にもつながります。
修理がうまくできないと、破損が再発する可能性も高いため、高所での作業は専門技術や安全対策が整っている屋根の修理業者に依頼しましょう。

 

破損状況がわからない場合は自力での修理は避ける

破損の原因がわからない場合は、失敗する恐れがあるためDIYでの修理は避けましょう。
原因がわからずに修理してしまうと、再発する可能性が高くなります。
せっかく修理しても、また材料が必要になり費用がかさみます。
雨樋の破損は、さまざまな原因が考えられます。
破損原因がわからない場合は、専門業者に相談して施工してもらう方が安心です。

 

雨樋修理はDIYよりも屋根業者に依頼した方が安心

工事実績2,500件

雨樋修理をDIYで行うことは可能です。しかし、場合によってはDIYで修理することができない破損もあります。
高所作業はケガをする恐れがありますし、原因がわからない破損の修理は失敗する恐れもあるため、屋根業者に依頼することをおすすめします。
せっかくDIYで雨樋を修理して費用を抑えようとしても、工事を失敗すれば元も子もありません。
少しでも不安な点がある場合は、屋根修理の専門業者(板金業者)に修理の相談をしてみましょう。

他に、雨樋を修理するポイントを知りたい場合は「自分でやる?雨樋を修理する時の7つの工程と交換時の大切なポイント」をチェックしてみてください。

内野 友和

この記事は私が書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。

20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

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