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コラム

雨樋カバーの役割とは?設置しないと何が起こるかも知っておこう

雨樋カバー1

「雨樋カバーを設置しないとどんな問題が起こるか知りたい」

「雨樋カバーにはどのような種類があるか知りたい」

雨樋カバーの設置をすすめられた際、多くの方はこのように考えることでしょう。

雨樋をカバーする建材であると想像はできても、どのような役割があるのか、設置しないとどうなるのかなど、さらに詳しく知りたいところです。

この記事では、雨樋カバーについて以下のような情報を解説していきます。

・雨樋カバーの役割

・雨樋カバーを設置しないと起こる問題

・雨樋カバーの種類

記事を読んでいただくことで、雨樋カバーを設置する意味から、その後のメンテナンス方法まで理解できるでしょう。

 

雨樋カバーの役割

雨樋カバー16

雨樋カバーの役割とは、飛来した落ち葉やゴミなどによる雨樋の詰まりの予防です。

また、カバーのタイプによっては、屋根に積もった雪の落下からも雨樋を守れます。

 

雨樋カバーを設置しないと起こる問題とは

雨樋カバー5

雨樋カバーを設置しないと起こる問題は、主に以下の2つです。

・落ち葉やゴミなどで雨樋が詰まる

・屋根からの落雪で雨樋が破損する

それぞれの問題について、詳しく解説していきましょう。

 

落ち葉やゴミなどで雨樋が詰まる

雨樋カバーを設置していない場合、飛来してきた落ち葉やゴミなどで雨樋が詰まりやすくなります。

雨樋が落ち葉やゴミなどで詰まると、雨水の流れがせき止められて、うまく排水されなくなります。

雨樋の排水機能が低下してしまうと、雨漏りが発生してしまう可能性が高いです。

また、雨樋の中に雨水が大量に溜まれば、重みで破損する恐れもあります。

雨樋の排水機能の低下や破損を防ぐためにも、カバーの設置はできるだけ行いましょう。

 

屋根からの落雪で破損する

雨樋カバーを設置していないと、屋根からの落雪により雨樋が破損しやすくなります。

雨樋カバーを設置しておくと、屋根から落下した雪がカバー上を滑るようにして地面へ落下します。

落雪による衝撃や雪の重さで雨樋の破損を防ぐためにも、カバーの設置はおすすめです。

 

雨樋カバーの種類

雨樋カバー11

雨樋カバーには、主に以下の2つの種類があります。

・カバータイプ

・ネットタイプ

それぞれの種類の特徴を、わかりやすく解説していきましょう。

 

カバータイプ

雨樋カバー15

カバータイプとは、薄い板状でつくられており、雨樋をしっかりと覆います。

雨樋の上をしっかりと覆うため、落ち葉やゴミだけでなく、屋根から落ちてくる雪の侵入も防げます。

寒冷地で積雪の多い地域の雨樋におすすめのタイプです。

 

ネットタイプ

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ネットタイプとは、網目状のカバーで、落ち葉やゴミが雨樋に侵入することを防ぎます。

落ち葉よけネットとも呼ばれます。

樹脂製やアルミ製が一般的です。

樹脂製のネットタイプは、雨樋の中に丸めて差し込み、留め具で固定するだけです。

ただし、ネットタイプは小さな落ち葉やゴミは防ぎきれないため、定期的にチェックして掃除しなければなりません。

 

雨樋カバーは軒樋の詰まりを防いでくれる重要なアイテム

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雨樋カバーは、設置するだけで軒樋の詰まりを防いでくれるため、雨漏り対策として重要な建材のひとつです。

雨樋カバーには3つの種類がありますが、住宅がある地域の環境によって、タイプを選ぶようにしましょう。

例えば、積雪が多い地域ではカバータイプを、周辺に小さな葉がつく木々があれば凸凹タイプがおすすめです。

住宅を雨漏りから守るためにも、適切な雨樋カバーを設置するようにしましょう。

 

他に、雨樋を修理するポイントを知りたい場合は「自分でやる?雨樋を修理する時の7つの工程と交換時の大切なポイント」をチェックしてみてください。

 

内野 友和

この記事は私が書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。

20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

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