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コラム

屋根点検にかかる費用はいくら?優良業者の選び方も詳しく解説!

スレート屋根(カバー工法)2

「屋根点検にかかる費用はいくらくらいなのか知りたい」
「屋根点検にかかる費用をできるだけ抑える方法を知りたい」

屋根の点検を検討している際に、こうお考えになる場合もあるでしょう。
屋根点検を依頼することは普段あまりないことなので、まずは費用や方法を確認しておきたいと思われるのではないでしょうか。
本記事では、屋根点検の方法やそれぞれにかかる費用などを詳しく解説していきます。
また、費用を抑える方法や、依頼する業者の選び方なども紹介していますので、内容を把握して屋根点検時のお役に立ててみてください。

屋根点検の方法とそれぞれの費用相場

小型ではないけれど屋根以外の雨樋3

屋根点検の方法には、一般的に以下の5つが挙げられます。

・目視調査
・赤外線調査
・発光液調査
・散水調査
・ドローン調査

以下にて、それぞれの方法と費用相場について解説していきます。

目視調査

目視調査では、屋根の上や周辺を目で確認して、雨漏りや破損の原因を探ります。
場合によっては、住宅内の点検口から屋根裏の点検も行います。
目視調査にかかる費用は無料である場合が多いため、屋根に不安がある際は気軽に業者に相談してみましょう。

赤外線調査

赤外線調査は、主に雨漏りが発生した際に選ばれる方法です。
住宅の内部を赤外線カメラで撮影して、検出された温度差によって雨漏り箇所を見つけます。
赤外線カメラをあてて建物の表面の温度に差がある部分を探り、雨漏り箇所を特定するのです。
費用は無料とする会社もあれば、赤外線カメラが高額なため40万円ほどかかるケースもあります。

建物に触れず調査できるため、住宅が破損する恐れはありません。
しかし、調査員の技量によって結果が異なる場合もあるため、施工実績が豊富な業者に依頼することをおすすめします。

散水調査

雨漏り箇所を特定するためには、散水調査もおすすめです。
その名の通り、住宅に水を撒いて雨漏りが発生している箇所を探します。
どれくらいの量の水が流れると雨漏りするかを調べながら行われるため、調査員の技術力の高さも必要になります。
また、散水調査を依頼する際は「どのような状態のときに」「どのように雨漏りするか」を正確に伝えると、より正確な結果が出やすくなるでしょう。
散水調査にかかる費用相場は、0〜30万円ほどです。

発光液調査

発光液を使った調査方法も、雨漏り箇所を調べる際に有効です。
まずは、ブラックライトをあてると光る発光液を、雨漏りが発生していると予想される箇所に流していきます。
発光液が光れば、目視で雨漏り箇所やルートを確認できます。
調査後は、発光液の色が住宅内に残ることはないため、安心して依頼できるのもメリットのひとつです。
発光液調査にかかる費用相場は、5〜25万円ほどとなります。

ドローン調査

ドローンとは、カメラを搭載した飛行可能な無人機です。
屋根点検は、一般的に職人が屋根の上にのぼり確認する必要がありました。
しかし、ドローンを使うことでハシゴを設置したり、屋根にのぼったりする必要がなくなり、よりスムーズに点検作業ができます。
ドローンを使えば、目視するのが難しい箇所も空から確認できるメリットもあります。
ただし、天候によってはドローンを飛ばせないため、日によっては調査ができません。
また、手で直接触れられないため、屋根材の傷み具合が確認できない場合があります。

ドローン調査にかかる費用相場は、0~3万円ほどです。

屋根点検の費用をできるだけ抑えるための方法

屋根修理6

屋根点検にかかる費用をできるだけ抑えたいという方は、以下の2つの方法を参考にしてみてください。

・専門業者に依頼する
・適切なタイミングで行う

それぞれの方法について、以下にて詳しく解説します。

専門業者に依頼する

雨漏り調査の専門業者に依頼することで、徹底的に点検を行ってもらえるため、不明な点があり再度実施するという手間がなくなります。
そのため、再調査にかかる費用を抑えられるのです。
屋根点検や工事は、建築板金業者に依頼することをおすすめします。

適切なタイミングで行う

屋根点検は適切なタイミングで行うことで、追加の調査が不要となり費用を抑えられます。
定期的に、または異常を感じたら適切なタイミングで点検をしておくと、屋根の破損が少なくて済みます。
反対に、長らく点検をせずに放置していると、雨漏りや破損などが発生してさまざまな調査が必要になるでしょう。
屋根点検の適切なタイミングについて、以下で紹介しますのでぜひチェックしてみてください。

屋根点検が必要な時期やタイミング

スレート屋根(カバー工法)

屋根点検は、以下の2つのようなときに行うことをおすすめします。

・3~5年に一度
・台風や大雪などの直後

それぞれのタイミングについて、以下にて解説していきます。

3~5年に一度

屋根点検は3〜5年に一度行うことで、劣化や破損を早めに見つけられて住宅の寿命を維持しやすくなります。
大きな破損や雨漏りがなければ、目視での点検を行い、不具合がないかチェックするようにしましょう。
また、点検を行う年数を決めておくと忘れずにチェックできるため、年間スケジュールに記載することをおすすめします。

台風や大雪などの直後

台風や大雪のあとは、屋根が破損している可能性があるため点検をするとよいです。
定期点検の年数に達していなくても、災害後は屋根に不具合が生じやすいです。
破損が悪化する前に、屋根点検をして被害の拡大を防ぎましょう。

屋根点検や工事を依頼する優良業者の選び方

スレート屋根(カバー工法)3

屋根点検や工事を依頼する際に、以下の3点を確認しておくと優良業者を見つけやすくなります。

・建設業許可を持っているか
・地域で長く営業しているか
・国家資格を所持しているか

それぞれの詳しい内容を、解説していきます。

建設業許可を持っているか確認する

建設業許可を持っている業者は、信頼度が高いため安心して点検や工事を任せられます。
屋根点検は建設業許可を持っていない業者へも依頼は可能です。
しかし、大切な住宅の点検を任せるため、建設業許可を持ち営業している業者へ依頼する方がより安心感があります。

地域で長く営業をしている業者を選ぶ

地域で長く営業をしている業者は、エリアの特性を把握しているため住宅に適した点検や工事を行ってくれるのでおすすめです。
また、地域で長く営業を続けられているということは、地元の方たちからの信頼度が高いともいえます。
信頼できて屋根点検や工事の相談もしやすいのは、やはり地域密着型の業者です。

国家資格を所持する職人がいるか確認する

国家資格を所持している職人がいる業者は、技術面でも安心できます。
屋根工事に関する国家資格ですと、建築板金技能士や施工管理技士などが挙げられます。
屋根点検の依頼を検討している業者が見つかれば、国家資格の取得の有無についても確認してみましょう。

屋根点検は優良業者に依頼して失敗を防ぎ費用を抑えよう

屋根点検は、目視で行える場合は無料のケースが多いです。
ただし、屋根の破損状況によっては専門的な調査が必要なので、検査費用がかかります。
しかし、屋根の破損や雨漏りは放置するとそのぶん補修に費用がかかります。
早めにメンテナンスを行えるように、適切なタイミングで点検を依頼しましょう。

注意点としては、費用を抑えるために自分で屋根の上にのぼって点検を行うのは危険なのでやめておきましょう。
必ず、専門知識を持つ建築板金業者へ依頼することをおすすめします。

 

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内野 友和

この記事は私が書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。

20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

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