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コラム

雨樋リフォームの手順を種類ごとに紹介!費用相場や安くする方法とは

F型集水器の写真

「雨樋リフォームはどのように行えばいいのだろう」

雨樋が破損したり耐用年数が近づいたりすると、こうお考えになる場合もあるのではないでしょうか。
雨樋は、経年によって劣化していきます。

壁や屋根と同じように、定期的なリフォームが必要です。
この記事では、雨樋リフォームの手順や費用などを紹介します。

記事を確認していただき、雨樋のリフォームについてより詳しくなることで、施工の際の失敗を防ぎやすくなるでしょう。

 

雨樋リフォームの種類ごとの手順

雨樋6

雨樋リフォームの手順を、工事の種類ごとに紹介します。
紹介する工事の種類は、以下の4つです。

・雨樋の全交換
・雨樋の部分交換
・軒樋の交換
・縦樋の交換

それぞれのリフォーム工事の手順について、わかりやすく解説していきましょう。

 

雨樋の全交換

雨樋を留め具ごと全部交換する場合は、以下の手順で行うのが一般的です。

1.既存の雨樋を金具から取り外す
2.雨樋の金具を外す
3.留め具の穴をコーキングで埋める
4.新しい金具を設置する
5.新しい雨樋を取り付ける

2階以上の雨樋を全交換する場合は、まずは足場を設置します。
部材や道具の用意、また足場の設置などが必要となるため、雨樋の全交換は業者に依頼するのがおすすめです。

以下にて、弊社が施工した雨樋の全交換の動画を紹介します。
より詳しい手順がお知りになりたい方は、ぜひご覧になってみてください。

 

雨樋の部分交換

雨樋の部分交換の方法を紹介します。
雨樋の部分交換の一般的な流れは、以下の通りです。

1.交換箇所の既存の雨樋をカットする
2.継手(つぎて)に接着剤を塗布する
3.継手を雨樋に取り付ける

継手とは、雨樋の長さを調整したり、雨樋を接続したりするために使用する部材です。
全交換の際にも使用されます。

継手に塗布する接着剤は、雨樋専用タイプを選びましょう。
また、雨樋には「集水器」と「エルボ」という部材があり、部分交換が必要になる場合があります。

「集水器」は、軒樋の中を流れる雨水を集めて縦樋に落とす役割を持ちます。
「エルボ」とは、L字型に曲がった部材で縦樋の向きを調整するために必要です。

「集水器」の部分交換の方法は、以下の流れが一般的です。

1.軒樋を金具から外す
2.集水器を取り外す
3.新しい集水器を設置する
4.軒樋を金具に取り付ける

集水器が取り付けられている軒樋を留め具から取り外す際は、雨樋が破損しないように注意しましょう。
また、集水器を取り外す際も雨樋を破損させないように丁寧に行ってください。

次に「エルボ」を交換する際の流れを以下で説明します。

1.既存のエルボを取り外す
2.新しいエルボを設置する

縦樋から「エルボ」を取り外す際は、雨樋が破損しないように気をつけて作業してください。
また、「集水器」「エルボ」ともに専用の接着剤で取り付けられているため、手で外せない場合もあります。

そのような場合には、ハサミやノコギリで周辺をカットして、新しい部材を施工し直すようにしましょう。

 

軒樋の交換

軒樋の交換方法を紹介します。

軒樋を交換する際は、まずは軒樋金具から本体を取り外してください。
長さを調整した新しい軒樋を軒樋金具に設置すれば完了です。

 

縦樋の交換

縦樋の交換方法を紹介します。

縦樋の交換は、まずは縦樋金具の爪を外して本体を取り外します。
新規の縦樋をカットして長さを調整してください。
最後に、新しい縦樋を縦樋金具に取り付けて施工は完了です。

 

雨樋リフォームにかかる費用相場

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雨樋リフォームにかかる費用相場は、全体の工事でおよそ40~60万円かかります。
足場の設置が必要な場合は、追加で10~30万円必要です。

 

雨樋のリフォーム費用を抑える方法

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雨樋のリフォーム費用を抑える方法を以下で紹介します。
雨樋のリフォームを検討しているけれど、費用が心配という方はぜひチェックしてみてください。

 

定期的にメンテナンスする

雨樋を定期的にメンテナンスすることで、経年劣化を遅らせたり破損を防いだりしてリフォーム費用を抑えられます。
また、雨樋を定期的にメンテナンスしておけば、リフォーム回数も減り、長期的な費用の節約につながるでしょう。

 

火災保険の利用を検討する

雨樋のリフォームは、場合によっては火災保険が利用できます。
たとえば、台風や大雪などで雨樋が壊れた場合、火災保険で修理できる可能性があります。

加入している火災保険の補償内容を確認してみて、自然災害による破損が保険金の支給対象となっていれば、保険会社に相談してみましょう。

 

優良業者に依頼する

雨樋のリフォームは実績が豊富な優良な業者に依頼すると、施工不良が防げて余分な出費を防げます。
雨樋のリフォームは簡単そうに見えますが、雨漏りを防ぐためにも専門技術が必要です。

悪徳業者や施工実績が少ない業者に依頼してしまうと、何度も雨樋のリフォームが必要となります。
雨樋リフォームは費用が高額になる場合もあるため、短いスパンでの工事は避けたいところです。

そのため、雨樋のリフォームは優良業者に依頼して施工不良を防ぐようにしましょう。

 

雨樋リフォームは専門業者に依頼して排水機能を維持しよう

工事実績2,500件

雨樋のリフォームは、排水機能を維持するためにも必ず必要です。
しかし、雨樋のリフォームには数十万円もの費用がかかる場合があります。

施工不良となり再度リフォームが必要となれば、出費が増えてしまうでしょう。
雨樋のリフォーム費用をできるだけ抑えるためには、施工実績が豊富な優良業者への依頼をおすすめします。

雨樋の修理やリフォームを考える場合は「自分でやる?雨樋を修理する時の7つの工程と交換時の大切なポイント」をチェックしてみてください。

内野 友和

この記事は私が書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。

20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

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