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コラム

雨樋の防犯対策とは?おすすめな方法やアイテムを紹介!

呼び樋縦樋2

雨樋を設置していることによって犯罪が起きるケースがあるのをご存じでしょうか。
雨樋は屋根から流れ落ちる雨を受け止めて、住宅を劣化させないようにするためにも重要な建材です。

住宅にとって大切な役割を持つ雨樋を設置することで犯罪が起きるとなれば、とても不安になるでしょう。
そのため、雨樋を使って起こる犯罪を防ぐ対策を行わなければいけません。

この記事では、雨樋の防犯対策について詳しく解説していきます。
記事をチェックしていただくと、雨樋の設置によって起こる犯罪を防ぎやすくなるでしょう。

 

雨樋の防犯対策が必要な理由

アルミ雨樋

雨樋の防犯対策が必要な理由は、空き巣や強盗被害を防ぐためです。
雨樋を使って、2階の窓やベランダなどから空き巣や強盗が侵入する犯罪が起きています。

雨樋自体に人の体重を支えられるような強度はほぼありません。
しかし、壁をのぼる際の足掛けにはなります。

また、雨樋を支える留め具には強度があるため、人が壁や屋根にのぼる際の支えとなってしまうのです。
そのため、雨樋が空き巣や強盗の侵入経路になってしまうことがあります。

雨樋は住宅を守るためにも設置しなければいけません。
しかし、犯罪を未然に防ぐためにも、防犯対策は欠かせません。

 

雨樋の防犯対策の方法

雨樋の防犯対策にはどのような方法があるのか、以下で詳しく紹介していきます。
家を建てたり雨樋を交換したりするときはぜひ参考にしてみてください。

 

縦樋の周りに物を置かない

まずは、空き巣や強盗が住宅内部に入る手段を断つために、縦樋の周りに物を置かないようにしましょう。

空き巣や強盗が侵入経路にまず使うのは、縦樋です。
そのため、縦樋の周辺に物を置かないようにして、壁や屋根にのぼられるのを防ぎましょう。

たとえば、縦樋の周辺にエアコンの室外機や段ボールなどを置いておくと、簡単に侵入されやすくなってしまいます。
雨樋の周辺には、何も置かないようにしましょう。

 

防犯カメラを設置する

防犯カメラを設置しておくと、空き巣や強盗は侵入を諦めやすくなります。
また、防犯カメラの設置が難しい場合は、人の動きを感知して点灯するライトは手軽に手に入るためおすすめです。

人感センサー式のライトを設置しておけば、空き巣や強盗が住宅に近づくと周辺が明るくなってしまうため、侵入を諦めるでしょう。

 

縦樋を窓から離れた場所に設置する

縦樋が窓やベランダの近くを通ると、その分侵入される危険性が上がります。
可能ならば、縦樋を窓やベランダから離れた場所に取り付けましょう。

しかし、どうしてもベランダや窓の近くに縦樋を通さなければいけない場合は、二重鍵や監視カメラを設置して防犯対策を行いましょう。

 

雨樋の防犯アイテムを使う

雨樋に設置する防犯アイテムを利用するのもおすすめです。

雨樋に設置する防犯アイテムには、「忍び返しバンド」があります。
「忍び返しバンド」とは、縦樋に取り付けられる鋭利な棒が付いたバンドのことです。

バラの花のように、先が鋭いトゲのような棒が縦樋の周辺に固定されるため、空き巣や強盗が侵入できなくなります。
ただし、誤って触ってしまうとケガをする恐れがあるので、子どもの手が届かない高さに設置するようにしましょう。

 

雨樋の防犯対策をする際の注意点

雨樋10

雨樋の防犯対策をする際は、いくつか注意点があります。
ここでは、注意点を2つ紹介しましょう。

雨樋の防犯対策をする際に、ぜひ参考にしてみてください。

 

自宅に合った方法を行う

雨樋の防犯対策を行う際は、自宅に合った方法を選んで失敗を防ぎましょう。
防犯対策のアイテムは、どんな雨樋にも設置できるわけではありません。

「忍び返しバンド」は縦樋のパイプ部分に設置する防犯グッズですが、サイズが合わなければ取り付けられません。
「忍び返しバンド」を設置予定の方は、縦樋のサイズを確認しておきましょう。

 

高所作業は業者に依頼する

高所にて、縦樋の位置を変えたり忍び返しバンドを設置したりする際は、専門業者に依頼しましょう。
高所での作業は転落してケガをする危険があります。
また、雨樋の留め具を取り外したり、縦樋の位置を変更したりするのは素人では難しい場合が多いです。

無理にDIYで行うと雨樋自体を傷める可能性があります。
防犯対策を成功させるためにも、専門の業者に依頼するようにしましょう。

 

雨樋からの侵入を防ぐため防犯対策は忘れずに行おう!

縦樋に亀裂が入った写真2

雨樋は壁や住宅を雨による劣化から守る建材ですが、空き巣や強盗の侵入経路になってしまうこともあります。
そのため、雨樋にはできるだけ防犯対策を行っておきましょう。

「忍び返しバンド」は後付けできる防犯アイテムなので、築年数が経過した住宅でもすぐに施工できます。
ただし、高所作業を行う際はケガをする恐れもあるため、専門業者に相談することをおすすめします。

なお、雨樋の修理を考える場合は「自分でやる?雨樋を修理する時の7つの工程と交換時の大切なポイント」もチェックしてみてください。

内野 友和

この記事は私が書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。

20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

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