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コラム

大型の雨樋はどこに設置する?形状や排水設備などを詳しく解説

大型の雨樋

「一般的なサイズよりも大きな雨樋はどこに設置するのだろう」
大型の雨樋があることを知ると、このような疑問をお持ちになるのではないでしょうか。

この記事では、大型の雨樋の設置箇所やどうして大きなサイズのタイプが必要かなどを解説していきます。
記事を読んでいただくと、大型の雨樋の設置理由や形状なども確認できます。

雨樋の知識を深めたい方は、ぜひチェックしてみてください。

 

大型の雨樋を設置する場所

大型の雨樋2

大型の雨樋を設置するのは、主に以下のような場所です。

・駅
・商業施設
・大型マンション
・学校
・工場

以上のような大規模施設に大型の雨樋は設置されています。
広い屋根を持つ建物、と言い換えるとわかりやすいでしょう。

 

大型の雨樋が必要な理由

大型の雨樋3

大規模施設は屋根の面積も広くなっているため、降り注ぐ大量の雨を受け止めるために大型の雨樋は設置されます。
大量の雨水をスムーズに地上へ排水するためにも、排水機能を高めた大型の雨樋が必要です。

もし、排水機能が低い雨樋を大規模施設に設置してしまうと、溢れた雨水が高い位置から勢いよく落下してしまいます。
高所から落下した大量の雨水は、人にケガをさせたり建物を破損させてしまったりするでしょう。

そのため、特に大規模施設には雨水をできるだけ溢れさせないような雨樋を設置することが重要です。

 

大型の雨樋の形状

大型の雨樋6

大型の雨樋の形状は、角型が多いです。
一般的なサイズの雨樋の形状には、丸型と角型があります。

しかし、雨樋は丸型よりも角型の方が受けられる雨量が多く排水機能も高いです。
そのため、大規模施設には角型の雨樋が適しているのです。

 

大型の雨樋ならではの排水設備

大型の雨樋では、大型雨樋専用の集水器やドレンを使用して排水します。

一般的な雨樋の集水器では、雨水が流れ落ちる際に空気も入り込むため排水量に制限ができます。
しかし、大型雨樋の排水設備であれば大規模施設の屋根に降り注ぐ大量の雨でもスムーズに排水可能です。

大型雨樋を利用する際は、ドレンやエルボ、ソケットなど大型雨樋用の部材が必要です。

 

大型の雨樋を施工する際に気をつけるべきポイント

縦樋のVU管7

大型の雨樋を施工する際の注意点は、主に以下の2つです。

・落下しないように取り付ける
・建物に合ったサイズを選ぶ

それぞれの注意点の内容を詳しく紹介しましょう。
工場やビルなどに大型の雨樋を施工予定の方は、ぜひチェックしてみてください。

 

落下しないように取り付ける

大型の雨樋は、落下しないように取り付けましょう。
大型の雨樋はサイズが大きい分、重量があります。

そのため、大型の雨樋が落下してしまうと大事故につながりかねません。

また、経年劣化によって雨樋が落下しないように、定期点検も行う必要があります。

 

建物に合ったサイズを選ぶ

大型の雨樋を設置する際は、建物に合ったサイズを選ぶようにしましょう。
一般的な雨樋と同様、大型タイプもサイズや重さ、長さが商品によって異なります。

雨樋は大きすぎても小さすぎても役割を十分に果たせません。
サイズが小さすぎると、排水機能が低下して雨漏りの原因になります。

反対に大きすぎる場合は、景観が悪く、施工不良が起きるケースもあるでしょう。
大型の雨樋は、排水機能や美観を維持するためにも、建物に合ったサイズを選びましょう。

 

大型の雨樋は大きな建築物に設置!重いので落下に注意しよう


今回の記事では、大型の雨樋の特徴や形状、設置の際の注意点などについて解説しました。
大型の雨樋は大量の雨水を受け止められる半面、重さがあります。

人身事故や物損事故につながると賠償問題に発展するため、大型の雨樋は落下に注意しましょう。
また、雨樋はDIYでも取り付けられると言われていますが、大型タイプは安全のためにも必ず業者に施工を依頼しましょう。

雨樋の修理を考える場合は「自分でやる?雨樋を修理する時の7つの工程と交換時の大切なポイント」をチェックしてみてください。

内野 友和

この記事は私が書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。

20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

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