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コラム

雨樋の色選びは外観の見た目を決める重要なポイント!カラーの選び方を解説

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「雨樋の色はどんなカラーにするといいのだろう」
「雨樋の色を選ぶ際のポイントが知りたい」
雨樋をリフォームする際、このように悩む方も多いでしょう。

雨樋は意外にも目立ちやすい箇所なので、色選びは住宅の外観のデザインを決める際にも重要な作業といえます。
そこで、この記事では雨樋の色選びについて以下のような情報を解説します。

・雨樋の色はどうやって選ぶのか
・雨樋の色はどんなカラーがおすすめなのか
・雨樋の色を決める際に押さえておきたいポイント

雨樋の色選びにお悩みの方は、ぜひこの記事を参考にして、満足できるカラーとデザインに仕上げましょう。

 

雨樋の色はどうやって選ぶ?

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雨樋の色選びに迷った際は、鼻隠しやサッシと同色にすることをおすすめします。
鼻隠しとは、軒先の表に設置される板のことで、住宅を外から見た際にもよく目に入る箇所です。
雨樋を奇抜な色にして住宅の外観のワンポイントにすることもできますが、高度な技となります。
住宅全体のデザイン性も上げなければマッチしないため、雨樋を外観のワンポイントにすることはほとんどありません。

 

雨樋の色は黒?グレー?どんなカラーがおすすめ?

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雨樋の色は、見た目だけでなく後々のメンテナンスのためにも、黒やこげ茶、白などの落ち着いたカラーがおすすめです。
雨樋を特殊な色で塗装することは基本的に避けたいです。

雨樋は、強風や大雨などの自然災害や経年劣化によって破損しやすい箇所です。
破損した場合、部分補修することになりますが、特殊な色で塗装していると同じ色が再現できずに新旧の部分で見た目が変わってしまう恐れがあります。

一部だけ色が異なると美観を損ねることになるため、雨樋はメンテナンスしやすいカラーを選ぶようにしましょう。

 

雨樋のおすすめカラーのメリットとデメリット

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雨樋のおすすめカラーのメリットとデメリットを紹介していきます。
雨樋のおすすめのカラーは、主に以下の4色です。

・黒
・ホワイト
・こげ茶
・パールグレー

それぞれの色のメリットとデメリットを確認して、雨樋の色選びの際の参考にしてみてください。

 

黒色の雨樋は、どのような住宅にも合わせやすいのが最大のメリットです。
外壁の色が白っぽければアクセントになり、黒色だとほどよく調和してくれます。

デメリットは、太陽光を吸収しやすいので真夏は熱くなりやすい点です。
雨樋が熱に弱い素材の場合は、寿命が短くなる可能性もあります。
ただし、耐久性の高い素材の雨樋であれば、熱による劣化はあまり心配する必要はありません。

 

ホワイト

ホワイトカラーもどの住宅にも合いやすい色です。
洋風住宅の場合でも、ホワイトカラーの雨樋は過剰に目立ちすぎることもありません。
また、見た目にも明るい印象を与えてくれるでしょう。

ホワイトカラーのデメリットは、汚れが目立つことです。
住宅周辺の環境によっては、こまめに雨樋の掃除をしなければいけなくなるでしょう。

 

こげ茶

こげ茶色の雨樋は黒色よりも少し明るい雰囲気となります。
また、和風・洋風どちらのスタイルの家にも合わせやすい点がメリットです。

デメリットは、こげ茶色の雨樋を施工している家の数が多いので、どうしてもありきたりな印象を受けてしまう点です。
個性的な住宅を建てたいという方は、ほかの色の雨樋を選ぶようにしましょう。

 

パールグレー

パールグレーも無難な色なのでさまざまな住宅に合わせやすいです。
窓のサッシの色に近いので、浮くことなく自然に調和するでしょう。

ただし、和風の家だと光沢のあるパールグレーはややそぐわない印象を与える可能性もあります。
和風住宅にパールグレーの雨樋を採用したい場合は、まずは施工後の外観のイメージを確認してみるようにしましょう。

パールグレーのデメリットは、黒やこげ茶に比べると汚れが目立ちやすい点です。
黒やこげ茶の雨樋に比べると、短いスパンで掃除が必要になるでしょう。

 

雨樋の色を決める際に押さえておきたいポイント

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雨樋の色を決める際に押さえておきたいポイントは、以下の3点です。

・外壁よりも目立たない色にする
・鼻隠しやサッシの色に合わせる
・外壁がツートンカラーなら同じ色に合わせて塗装する

それぞれのポイントについて、詳しく解説していきましょう。

 

外壁よりも目立たない色にする

基本的に、雨樋は住宅の外観の中でも目立たせたくない箇所なので、外壁よりも目立たない色を選ぶようにしましょう。
雨樋を目立たせないようにするためには、外壁よりも薄目の色を選んでください。
外壁よりも濃い色で塗装すると、雨樋が浮いて見えてバランスが悪くなるでしょう。

ちなみに外壁の色選びについては以下のサイトが参考になります。

参考サイト「外壁を2色以上で塗装するなら失敗しない人気の組み合わせを知ろう!」

 

鼻隠しやサッシの色に合わせる

住宅のデザインのバランスを崩さずおしゃれに仕上げるためには、雨樋を鼻隠しやサッシの色に合わせてみましょう。
雨樋を鼻隠しやサッシの色と合わせることで、デザインの一体感が生まれて、違和感がありません。

 

外壁がツートンカラーなら同じ色に合わせて塗装する

外壁がツートンカラーの場合、雨樋にも同色を同じ位置に合わせて塗装すると、違和感なくすっきりとした外観となります。
外壁と雨樋の色を合わせることで、雨樋が目立ち過ぎずに落ち着いたデザインの外観を演出できます。

 

雨樋の色を失敗したときの対処法

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雨樋の色を失敗したときの対処法と、それぞれにかかる費用相場を紹介していきます。
雨樋の色を失敗したときの対処法は、主に2つです。

・塗装する
・交換する

好みの色を選び、実際に雨樋を設置してみた結果、「外壁から浮いて悪目立ちしている」ということもあります。
以下にて、対処方法を詳しく解説しましょう。

 

塗装する

雨樋の色を失敗してしまったら、塗装をして補修しましょう。
雨樋の塗装にかかる費用は、1メートルあたり700~1,500円です。
塗料のタイプや施工箇所などによって価格は異なります。

一般的な雨樋の塗装の流れは、以下の通りです。

1.雨樋の洗浄
2.ケレン作業
3.2回に分けての塗装

ケレン作業では、雨樋に軽微なキズをつけます。
キズをつけることで、塗料の密着性が上がるのです。
雨樋は塗装した方が交換するよりも費用がかかりません。

ただし、落ち葉除けネットで雨樋が覆われている場合は、撤去と再設置に追加費用がかかる場合があります。
費用の内訳は、塗装を依頼する業者によく確認するようにしましょう。

 

交換する

雨樋の塗装が難しい場合は、交換するようにしましょう。
雨樋の交換費用は、一般的な大きさの家の場合でおおよそ40~60万円が相場となります。
この価格には、足場設置の費用相場となる10~30万円が含まれています。
雨樋は高い位置に設置してあるので、交換作業をする際は足場が必要です。

雨樋の交換作業の工程は、以下の流れで行われるのが一般的です。

1.雨樋の留め具を外す
2.留め具跡にコーキングを注入する
3.雨樋の軒樋と縦樋を外す
4.新しい留め具を設置する
5.軒樋に穴をあけて集水器をつける
6.軒樋を設置する
7.集水器に縦樋をつなげる

留め具跡に充填剤のコーキングを注入する理由は、穴から雨水が浸入しないようにするためです。
また、雨樋の交換は一軒丸ごと行うとなると2~3日ほどかかります。
天気予報を確認しながら、雨の心配がない日に工事を行うようにしましょう。

 

雨樋の色はパールグレーや黒などのスタンダードカラーがおすすめ

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雨樋の色選びを失敗すると、住宅の外観のバランスが悪くなってしまいます。
色はパールグレーや黒、白などのスタンダードなカラーが合わせやすいです。
スタンダードなカラーで施工しておけば、万が一塗装する際も塗料選びに悩まずに済みます。

雨樋は破損や劣化をしやすい箇所だからこそ、メンテナンスしやすい色を選ぶことをおすすめします。
雨樋をリフォームする際に色を変えたい、どのカラーにするか悩むという方は、屋根の専門業者に相談するようにしましょう。

 

他に、雨樋を修理するポイントを知りたい場合は「自分でやる?雨樋を修理する時の7つの工程と交換時の大切なポイント」をチェックしてみてください。

 

内野 友和

この記事は私が書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。

20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

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