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コラム

パナソニックの雨樋は耐久性に自信あり!雨水貯蓄タンクで節水も可能

「パナソニックの雨樋の特徴を知りたい」
「修理が必要になったらどうすればいいの?」

雨樋の交換が必要になった際に、パナソニック製品を検討される方もいらっしゃるでしょう。
機能性の高さに加えてデザイン性にも優れているパナソニックの雨樋は、見た目にこだわりたい方に向いています。

雨樋の効果を維持するには、修理方法や点検方法などを正しく把握しておくことが大切です。
本記事では、パナソニックの雨樋について以下の7つを解説します。

・パナソニックの雨樋「アイアン」の特徴
・パナソニックの雨樋「Archi-spec TOI」の特徴
・「雨水貯蓄タンク」とは
・パナソニックの雨樋を修理する方法
・DIYで修理できる?
・パナソニックの雨樋の点検方法は?
・パナソニックの雨樋のメンテナンス方法

パナソニックの雨樋の基礎知識を得て、製品選びに役立てましょう。

パナソニックの雨樋「アイアン」の特徴

アイアン6

パナソニックの雨樋は2種類あり、そのひとつが「アイアン」です。
主に、以下の3つの特徴があります。

・耐久性が高い
・積雪に強い
・退色しにくい素材

それぞれの特徴を解説します。

なお、雨樋専門リフォームパートナーでは、パナソニックの雨樋のアイアンをおすすめしています。
多数のアイアンの施工実績を重ねているため、設置を検討している方はぜひ一度ご相談ください。

耐久性が高い

「硬質塩化ビニル」の中に、「亜鉛処理のスチール芯」が埋め込まれているアイアンは、高い耐久性を持つ製品です。

多少の衝撃にも耐えられる製品なので、台風がよく発生する地域にも適しています。
加えて、特殊樹脂を用いていることから、耐候性にも優れているのが特徴です。
劣化しにくく、どんな環境下でも使用できるので安心して導入できるでしょう。

積雪に強い

耐荷重54㎏を誇るアイアンは、雪が積もる地域でも安心して使用できます。
積雪に限らず、土砂やゴミの詰まりで重くなっても耐えられる丈夫さです。

屋根の雪止めで食い止めきれなかった雪が雨樋に積もっても、壊れる心配がほとんどありません。

退色しにくい素材

アイアンは紫外線にも強い素材で作られています。
また、高耐候性の雨樋なので、色あせや変色が起こりにくい点もメリットです。

雨樋の変色を防ぐことで、家全体の景観を守ります。
一般仕様の雨樋よりも長持ちするため、長く居住する予定の家屋にはアイアンの設置がおすすめです。

パナソニックの雨樋「Archi-spec TOI」の特徴

Archi-spec TOI(アーキ・スペック トイ)は優れたデザイン性を持った製品です。
主な特徴は以下の3つです。

・縦樋が細くて目立ちにくい
・エルボが不要
・マットカラーでおしゃれ

それぞれの特徴を見ていきましょう。

縦樋(たてどい)が細くて目立ちにくい

Archi-spec TOIは、60mmあった縦樋の直径を45mmまで細く改良して、見た目のスマートさを実現しました。
スリムな形状だと十分な排水ができないのではと心配される方もいるでしょう。

しかし、Archi-spec TOIは雨水をスムーズに流す構造で、細い縦樋でも安心して利用できます。
まさに、デザイン性と機能性を兼ね揃えている製品です。

落とし口の下にあるエルボが不要

「エルボ」は、L字型をした部材で、縦樋配管を曲げる際に使用されます。

「配管」というイメージが強くなるエルボを落とし口の下から無くすことで、住宅のデザイン性を高めます。
落とし口の下にエルボが無いことで、軒樋と縦樋の色を別々にして取り付けた場合でも自然な仕上がりになるのがArchi-spec TOIの特徴です。

マットカラーでおしゃれ

Archi-spec TOIの軒樋には、ガルバリウム鋼板を用いています。
光沢を抑えた高級感のある部材で、外観と調和しやすいのが魅力です。

軒樋の色は以下の3種類から選べます。

・マットシルバー
・ディープブラウン
・スレートブラック

縦樋は以下の4色展開です。

・マットホワイト
・マットブラウン
・マットグレー
・マットブラック

そのため、軒樋と異なる色で組み合わせることができます。

パナソニックの雨樋を設置するメリット

パナソニックの雨樋を設置するメリットは以下の通りです。

・メンテナンスの手間を省きやすくなる
・おしゃれなデザインの雨樋にできる
・保証を受けられる

それぞれのメリットを解説します。

メンテナンスの手間を省きやすくなる

パナソニックの雨樋を採用するメリットは、耐久性が高く性能に優れているため、メンテナンスの手間を省きやすくなることです。
雨樋は紫外線に当たり続けると、変色や変形が起きます。
変色や変形は景観を損ねるだけではなく、耐用年数を縮めてしまうためできるだけ避けたい劣化です。
しかし、パナソニックの製品の中には耐候性に優れた雨樋があるため、補修しなくても長く美観を保てます。
雨樋に砂利や落ち葉が侵入するのを防ぐ製品もあるため、メンテナンスの頻度を少なくできます。

おしゃれなデザインの雨樋にできる

パナソニックの雨樋は、スタイリッシュでおしゃれなデザインが多いため、住宅の外観に合わせやすいです。
ツヤありの雨樋は、シャープで高級感あふれる印象に仕上がります。
マットカラーの雨樋もあり、主張しすぎず、モダンな外観によく合います。
控えめながらもハイセンスな外観のアクセントにもなる人気のカラーです。
継ぎ目が目立ちにくい「内パッチン式」の軒継手も展開されており、配管のイメージを払拭したおしゃれなデザインになっています。

保証を受けられる

パナソニックの雨樋には、安心して施工できるように、さまざまな保証があります。
雨樋製品に不具合があった場合は、部分補修や代替製品の無償提供など手厚い保証が備わっています。
例えば、通常の環境下で使用しているにもかかわらず、ほかの部位の雨樋よりも変色している場合は、補修か交換をしてもらえるのです。
ただし、すべての商品に同様の保証が付いているわけではないため、確認が必要です。
保証対象に該当するかどうかはパナソニックが判断するため、場合によっては受けられないケースもあります。

パナソニックの雨樋を設置する際の注意点

アイアン3

パナソニックの雨樋を施工する際は、取り付けられる屋根かどうか事前に確認する必要があります。
例えば、パナソニックの「Archi-spec TOI」は、以下の屋根に取り付けが可能です。

・平形屋根用スレート
・金属屋根
・ケイミュー(株)製の屋根材ROOGA(ルーガ)
・粘土瓦
・セメント瓦(S型などの特殊な形状を除く)

対応できる屋根勾配も決まっており、ケイミュー(株)製の屋根材ROOGA(ルーガ)は5寸までで、ほかは6寸までです。
また、積雪150cmまでの地域でしか設置できません。
パナソニックの雨樋を長持ちさせるためにも、注意点を守って正しく取り扱いましょう。

雨樋と合わせて設置できる「雨水貯蓄タンク」とは

雨水貯蔵タンクとは、雨樋から流れ落ちる水を貯めておくシステムのことです。

タンクに貯めた水は、ガーデニングや非常用の水に活用できます。
雨水を有効活用することで、水道料金が節約できる利点があります。

満水時は縦樋に戻して排出するため、貯め続けても問題ありません。
エコな暮らしを送りたい方は、雨樋と合わせて雨水貯蓄タンクの導入を検討してみるのもよいでしょう。

パナソニックの雨樋を修理する方法

パナソニックの雨樋に修理が必要になった時は、どこに頼めばいいのでしょうか。
適切な修理を受けるためには、パナソニックの雨樋に詳しい専門家に依頼するのが安心です。

依頼先は以下の3つがあります。

・パナソニックのコンシェルジュ
・ケイミュー株式会社
・地域の建築板金業者

以下で詳しく解説します。

パナソニックのコンシェルジュに相談する

修理の依頼先に困ったら、パナソニックのコンシェルジュに相談してみましょう。
パナソニックが提供する「リフォームショップ紹介サービス」で条件に合うリフォーム会社を探せます。

サービスの利用は無料で、ショールームやWebでの相談が可能です。
相談からアフターケアまで担ってくれるサービスなので、安心して活用できるでしょう。

ケイミュー株式会社に問い合わせする

住宅建材を取り扱う「ケイミュー株式会社」では、雨樋の修理依頼を受け付けています。
ケイミューはパナソニックの連結子会社のため、信頼できる依頼先です。

ケイミュー株式会社のホームページには、パナソニックの雨樋の施工事例が掲載されています。
完成後のイメージを掴むために、ぜひチェックしてみてください。

地域の建築板金業者に依頼する

屋根の専門家である「建築板金業者」に問い合わせるのも手段のひとつです。
リフォーム会社の中には、雨樋の修理を請け負うケースもあります。

しかし、雨樋の修理には高い専門知識が必要です。
専門家なら地域の特性を考慮して、雨樋製品を提案してくれるでしょう。

地域で活動している建築板金業者を探す際は、インターネットを利用して「地域名 建築板金業者」で調べてみてください。
雨樋の修理を請け負っている建築板金業者が見つかったら、一度相談してみましょう。

パナソニックの雨樋はDIYで修理できる?

パナソニックの雨樋を自分で設置することはおすすめできません。
雨樋は部品も多く、施工に慣れていない人が組み立てるのは難易度が高いからです。

正しく施工できないと部材が落下したり、雨漏りの原因になったりします。
雨樋の不具合は外壁の劣化を促進させてしまうため、しっかり取り付けなければなりません。

雨樋の修理は高所作業で危険なので、安全面を考えると業者に依頼するのが得策です。

パナソニックの雨樋の点検方法は?

日頃から点検を行えば、不具合を未然に防ぐことが可能です。
屋根に登る点検は危険を伴うため、目視で確認できる範囲に留めましょう。

チェックポイントは以下の4つです。

・樋の継ぎ目が外れていないか
・軒樋や縦樋が熱で変形していないか
・金具が外れていないか
・雨樋にゴミが溜まっていないか

上記は、梅雨や台風の前後に確認するのが望ましいです。

費用はかかりますが、専門家による点検も定期的に行っておくことをおすすめします。
素人では修理の有無の判断が難しい箇所も、プロなら的確に判別してくれるでしょう。

パナソニック雨樋のメンテナンス方法

縦樋が飛散した写真

雨樋の性能を維持するためには、適切なメンテナンスが必要です。
軒樋や縦樋のひび割れを発見した際は、すぐに部材の修理を依頼しましょう。
応急処置をするための「防水テープ」も販売されていますが、ほとんど意味をなさないケースが多いため、おすすめしません。

雨樋にゴミや汚れがある場合は、水で薄めた中性洗剤で拭き取るのが効果的です。
雨樋の修理は高所作業になるため、必ず専門家に依頼してください。

雨樋の不具合を放置しておくと、外壁の劣化や雨漏りなどトラブルに発展します。
修理が必要だと判明したら早急に専門家に相談しましょう。

雨樋の点検やメンテナンスを行うタイミング

雨樋13

雨樋の点検は、5〜10年に一度行うのがおすすめです。
地上から眺めてみて、歪んでいたり、破損したりしている箇所がないか確認してみましょう。
遠くからでは見えない場合は、ハシゴを使ったり、ベランダからチェックしてみたりするのもおすすめです。
また、台風や大雪の後は雨樋が破損している可能性が高いため、点検を行うようにしましょう。
雨樋の耐用年数や点検のタイミングに限らず、ひび割れや塗装の剥がれなどを見つけたら早めにメンテナンスを行うことが大切です。
早めのメンテナンスは、雨樋の耐久性の維持につながるため、放置はしないようにしましょう。

雨樋の修理や施工にかかる費用相場

雨樋25

雨樋の修理や施工にかかる費用相場はどれくらいでしょうか。
以下でそれぞれ解説していきます。

雨樋の修理にかかる費用相場

住宅のすべての雨樋を修理すると、足場なしで2〜30万円ほどかかることが大半です。
軒樋や集水器といった部分的な修理では、足場なしで2〜5万円ほどです。
足場が必要な場合は、設置に10〜30万円ほど追加でかかります。
足場費用は負担が大きいため、ハシゴや脚立を使うケースが多いです。
しかし、現場の状況によっては足場が必要な場合もあるため、施工会社に確認することをおすすめします。
また、落ち葉よけネットを設置している雨樋の修理を依頼する場合は作業量が増えるため、費用が追加でかかるケースもあります。
具体的な金額を知りたい場合は、見積もりを依頼しましょう。

雨樋の施工にかかる費用相場

足場を設置せずに、住宅全体の雨樋を設置する工事の費用相場は15〜30万円ほどです。
一般的な大きさの住宅の雨樋をすべて交換する工事では、足場の設置費用を含めて40〜60万円ほどかかります。
ただし、雨樋の長さや使用する製品によって費用は変動します。
足場の設置費用は10〜30万円ほどが一般的です。
作業人数が増える場合は、別途で人件費がかかることもあります。
部分修理を繰り返すぐらいなら、雨樋をすべて交換したほうがお得なケースもあるため、一度業者に相談してみるとよいでしょう。

パナソニックの雨樋の設置や修理を依頼する業者の選定ポイント

パナソニックの雨樋の設置や修理を依頼する業者を選ぶ際は、どのようなポイントを押さえておけばよいのでしょうか。
以下に挙げるポイントを満たしている業者は、信頼できる可能性が高い傾向にあります。

・建設業許可を保有しているか
・RECACOに加盟しているか
・自社職人が在籍しているか
・地域で長く営業しているか
・国家資格を保有しているか

それぞれの内容を解説します。

建設業許可を保有しているか

安心して雨樋修理を依頼するためにも、建設業許可を保有しているか確認してみましょう。
建設業許可とは、国土交通省や都道府県知事が認めた業者に与える許可のことです。
許可を得ている業者は、経験や技術が一定以上あることが証明されます。
建設業許可を保有していなくても、雨樋工事を行えるケースは多いです。
しかし、持っている業者は信頼度が高く、安心して依頼できます。
施工を依頼するなら、資格のある業者のほうが安心できるでしょう。

リフォームパートナー協議会(RECACO)に加盟をしているか

安心して依頼できる業者がわからない場合は、リフォームパートナー協議会に加盟しているかどうかで判断してみてもよいでしょう。
リフォームパートナー協議会とは、「信頼される業者の育成」を目的とした団体です。
加盟している業者は、リフォームパートナー協議会が提供する独自の講習を受けてから現場に出ます。
施工面から対応力を育成しているため、高い安心感を得られるでしょう。

自社職人が在籍しているか

自社職人が在籍している業者は、仲介をはさまないため工事の相談から施工までスムーズに進みやすいのがメリットです。
間に仲介業者をはさまないことで工事の要望を伝えやすく、間違った内容で工事が進むことも防げます。
また、仲介業者に支払う中間マージンを抑えられるのも利点です。
対応面や費用面、どちらの面を見ても自社職人がいる業者のほうが依頼するメリットが多いでしょう。

地域で長く営業している業者か

地域で長く営業している業者を選ぶと、担当エリアを知り尽くしているため、スムーズな工事をしてもらえる利点があります。
地域の環境を理解していることから、最適な雨樋製品を提案したり長持ちさせるアドバイスをしてくれたりと良心的に対応します。
ほかにも、何かトラブルがあった際でもすぐに駆けつけてくれるのがメリットです。
地域密着型の業者を探す方法は、近所の人に聞くか、ポストに入っているチラシを確認するとよいでしょう。
インターネットで調べるのも手段です。

国家資格を保有しているか

スキルの高い業者に依頼するなら、国家資格を保有している職人がいないか確認しましょう。
自ら勉強しなければ取得できない国家資格を保有する職人が在籍している業者は、技術力が高く、専門知識が豊富です。
国家資格を取得していなくても雨樋の修理はできます。
しかし、率先して資格取得に努める業者のほうが責任感があって信頼できます。
雨樋リフォームに関する国家資格には、建築板金技能士や施工管理技士といった資格があります。
安心して任せるなら、国家資格を保有している業者を選びましょう。

パナソニックの雨樋は見た目にこだわる人におすすめ

アイアン5

パナソニックの雨樋は、デザインの美しさにこだわった製品が多いです。
見た目だけでなく、排水機能や耐久性にも優れているため安心して長く使用できます。

雨水を有効活用してエコな暮らしを送りたい方は、雨樋と一緒に雨水貯蓄タンクの設置も検討しましょう。
取り付け先を探す際は、地域の建築板金業者に相談してみるのもおすすめです。

雨樋の修理をさらに知りたい場合は「自分でやる?雨樋を修理する時の7つの工程と交換時の大切なポイント」もチェックしてみてください。

内野 友和

この記事は私が書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。

20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

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